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上海の物価、家探しのコツ

海外での生活事情 2014-06-24

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外国で働くということは、外国に暮らすということ。たとえ旅行で行ったことがあっても、いざ住むとなると勝手が違います。ましてや短期間ではなく、そこで腰を据えて働こうというのですから、住む場所はとても重要。家に帰れば落ち着けて、リラックスできないと、仕事やプライベートも楽しめませんよね。

そんな外国暮らしの肝となる家探しのコツや住宅事情を、すでに現地で生活している先輩にいろいろ教えてもらいました!



今回お話をうかがったのは、上海最大手のフリーペーパー会社で働く西谷さん(29歳)。日本では外資系航空会社でCA、そして新聞社での秘書を経験し、3年以内に起業するという決意で上海へ飛び込んできました。そんな彼女は一人暮らしではなくルームシェアという選択をしました。

お部屋データ

■以前のお部屋
家賃:7,000元(2人でシェアのため1人あたり3,500元)
初期費用:保証金1ヶ月+1ヶ月分の家賃
間取り:1LDK(約58平米)
最寄駅:中山公園駅徒歩1分


■現在のお部屋
家賃:14,400元(5人でシェアのため1人あたり2,800元)
初期費用:デポジット1.5ヶ月分と1ヶ月分の家賃
間取り:5LDK(約120平米)
最寄駅:江蘇路駅徒歩3分



※ルームシェアの契約方法は、それぞれが1人ずつ不動産業者と契約することもあれば、誰か1人が代表して不動産業者と契約し、その代表者にみんながそれぞれ支払いをするというパターンもあります。多くは後者の契約方法です。



上海は大きく分けて高層マンションと6階くらいまでのアパートに分かれます



Q.部屋探し(ルームシェア仲間探し)はどうやって行いましたか?
A.初めて来た時は、まだ中国のことが全然分かりませんでしたので、友達に付き添ってもらい、日本人が多く住んでいるような比較的良いマンションを選びました。大きなスーパー、カルフールが目の前にあることと、駅がすぐ目の前にあること、建物の造りが重厚で、部屋や水回りがキレイだったことが決め手になりました。少し値は張りましたが、初めての中国暮らしには良かったと思います。それから5人でルームシェアすることになり引っ越しをしました。現在の家は、日本人女性4人+フランス人男性1名 計5人でのシェルームです。

中国語が全く出来ない場合は、「SmartShanghai」というサイトを使って色々な物件を見てまわると良いと思います。不動産業者も英語ができる人が対応してくれるので、中国語はできなくても、ある程度の英語ができれば特に問題ないと思います。
日系では上海小町という会社が3,000元前後の比較的キレイな物件を紹介してくれます。こちらは、日本語での対応も可能ですので安心だと思います。日系の不動産会社は主に駐在員向けの物件を扱っていることが多く、現地採用の方向けの安い物件を探すことはなかなか困難ですので非常に助かります。


リビングは少し狭いですが自分自身の部屋は確保されています


Q.どのようなエリアに住んでいますか?
A.江蘇路という場所でかなり多くの人が利用する2号線です。会社からは自転車で25分ぐらい。往復すると良い運動になりますし、日系スーパーや大型ショッピングモールが近くにあるので、お買い物に便利です。自炊をしているので、日系スーパーがあることが重要ポイントです(肉や魚、卵、牛乳はやっぱり日系スーパーがGOOD!!!)。 自転車で15分ぐらいのところに、日系大型スーパーが誕生したので、休日にまとめ買いをして、平日は特別に予定がない限り家で食べています。健康的だし、安心だし、美味しいし、経済的だし、やっぱり自炊が一番!自分で作ったご飯が一番おいしいです。


Q.ルームシェアは部屋によって金額が違うと聞きましたが、具体的にはどのように決められているのでしょか?
A.基本的には広さと間取りです。狭い部屋や北向きのお部屋は、値段が安いです。今の家も、一番狭い部屋は2400元(1室)・同じ広さの部屋はそれぞれ2800元(3室)・マスタールームが3600元(1室)の計5室です。マスタールーム バス・トイレ付きは、独立していて良いと思いますが、市内中心部だと安くても3,500元前後ぐらいはします。バス・トイレもシェアで良いのなら、3000元前後で良い物件が見つかります。


Q.はじめての部屋も現在の部屋もルームシェアということですが、ルームシェアのいいところ、悪いところを教えて下さい。
A.わたしの場合は女性なので、防犯上、やはり複数人で住むほうが安全だと思います。いつも誰かが家にいるので、寂しいと感じることもないですし。それから、シェアメイトとのルーム会議(例えば、トイレットペーパーは次に誰が買うか?光熱費の支払い、全員のルールなど)は英語で行いますので、英語力も身につきます。フランス人男性が、日本の文化に理解を示してくださる方で、室内での【シューズオフ】を快く承諾してくれたことが、なにより良かったです!あとは、みんな家をキレイに使ってくださる方々なので、そういう面でのストレスはありません。


ドアの前に鉄格子を設置している部屋もあります


Q.今の部屋が気に入っているところと不満なところは?
A.20階なので、防犯上安全そう。風通しが良く、南向きの大きな出窓があること、クローゼットやベッド、エアコンが新品であることが気に入りました。ルームメイトの人柄も決め手になりました。私は毎日ジムでシャワーに入るのが日課なので、あまりバスルームを使う機会がありません。ですので、入りたい時に入れない! というようなストレスがありません。

不満なところは特にないですが、前の家と違って、自転車置場が外で雨を避けるものがないので、少し不便・・・というか、自転車が錆びそうでイヤだな!と思っています。あと、なぜかリビングルームにエアコンがないです。冬場はちょっと寒いですね。


中国の住宅状況についてRGF中国法人日本人スタッフにお伺いしました。

●日本人はどのような場所に住んでいますか?
上海は大きく分けて浦西と浦東に分かれています。日本人が多く住んでいるという場所でいえば、浦西の日本人学校のある古北、虹橋地区、浦東でいえば陸家嘴、世紀公園付近が多いです。ただ、現地採用のかたは比較的色々な場所に住んでいます。勤務先から通勤しやすい場所で選ぶケースがあるようです。人気な場所といえば、2号線沿いの中山公園や静安寺、1号線の徐家匯などです。

●家賃はどれくらいでしょうか?
すべて現地採用者が1人で住むという前提でお話しますと上海であれば3,000元~4,000元くらいのお部屋に住んでいる方が一番多いと思います。ローカル不動産で探すのと日系不動産で探すのでも同じ値段でも内装や家具の新しさなどが変わってきます。


こちらのお部屋は駅から徒歩15分、人民広場まで15分と非常に立地がよいお部屋ですが家賃は2800元とかなり安いです。一人暮らしであれば十分な広さですがトイレやシャワーなどの水回りなどが少しローカルぽさがあります。


こちらは1DKと比較的広め(55平米)のお部屋です。3400元と一般的な価格です。中国では日本人が暮らすとなるとちょっと汚れが、、、というようなお部屋もありますが3500元くらいまで予算を伸ばすと比較的綺麗な部屋を見つけることが出来ます。

●家探しのコツを教えて下さい。
どこの国でもそうですが現地スタッフに協力してもらうか、日本人スタッフと同じような場所を紹介してもらうかがよいと思います。ある程度中国語が出来るのであれば、住んでみたい場所に行き、街の不動産屋へ入って「いくら以内でありますか?」と聞けば日本と同じように直接お部屋を案件してもらえます。予め日本人が住むということを伝えたほうが良いと思います。

ネットで予め調べてピンポイントにこのお部屋がいいということも出来ますが、殆どが高めに値段を設定しているため実際に案内されるお部屋はそれよりも500元くらい低いところになりますので少し注意が必要です。



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