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ベトナムで働くためには「労働許可書（ワークパーミット）」と「就労ビザ（LD）」　「一時在留許可証（テンポラリーレジデンスカード）」の３つが必要です。労働許可書と就労ビザ、一時在留許可証の取得には、おもに2通りの流れがあります。

まずはベトナム企業側が労働許可書（ワークパーミット）を申請する

ベトナム企業への転職が決まったら、まずはベトナム企業側（採用サイド）が、ベトナム労働局へ労働許可書の発給申請を行います。企業で準備する書類のほか、転職者側で準備する書類は以下の通りです。労働許可書は２～3週間程度で発給されます。

書類集めからワークパーミットの取得まで、おおよそ2～3か月程度かかる方が多いです。


【労働許可書（ワークパーミット）とは】

外国人のベトナムにおける就労を認める許可書のこと。ベトナムで働くすべての外国人は、労働許可書の取得が義務づけられている。 発給にかかる期間：新規・申請の場合は申請後 7 営業日以内、再取得の場合は申請後 3 営業日以内。

【在職証明書の記載内容は？】

・職務ポジション ・在籍期間 ・社印 ・代表者もしくはHR責任者の直筆の署名 ※ベトナムの就労ビザの取得条件は比較的厳しく、3年以上の関連職種の職務歴が必要になります。3年未満で離職している場合も、複数企業で合わせて3年の職務歴があれば申請可能です。その場合、各企業で在籍証明書を作成していただく必要があります。

転職者側で就労ビザ（LD）を申請

労働許可書が取得できたら、再びベトナム企業側でビザ発給許可通知書（招聘状）を取得します。このビザ発給許可通知書の取得後に、転職者は日本のベトナム公館において就労ビザを申請することができます。就労ビザの申請で、転職者側が準備すべき書類は以下の通りです。

また、ベトナム側での招聘状の取得から就労ビザの取得までにかかる時間はおおよそ1～2か月程度です。


【就労ビザ（LD）とは】

長期間にわたりベトナムで就労する者が取得するビザ。労働許可書を取得した後に申請可能。 有効期間：2年間 取得にかかる期間：在日本ベトナム大使館では1営業日

ベトナム渡航後に一時在留許可証（テンポラリーレジデンスカード）を申請

就労ビザが取得できたら、ベトナムに渡航します。ベトナムに到着後、企業を通して一時在留許可証の発給申請を行います。


【一時在留許可証（テンポラリーレジデンスカード）とは】

一時在留許可証とは、出入国管理当局もしくは外務省の管轄機関が外国人に対し発給する、期限のあるベトナム居住許可書である。 取得にかかる期間：5 営業日

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商用ビザ（DN）の招聘人と労働許可書の申請人が同一の場合、ベトナム国内での商用ビザから就労ビザへの切り替えが可能です。商用ビザで入国し、ベトナム国内で就労ビザに切り替える場合の申請フローは以下の通りです。

日本国内において商用ビザ（DN）を取得

ベトナム企業側でビザ発給許可通知書（招聘状）を申請。ビザ発給許可通知書の取得後、日本国内で商用ビザの申請を行います。転職者側が準備すべき書類は以下の通りです。


【商用ビザ（DN）とは】

ベトナムにおける企業で就労する外国人が取得するビザ。ただし、就労期間は 1～3 カ月までの短期。 取得にかかる期間：在日本ベトナム大使館では1営業日

商用ビザ（DN）でベトナムに入国後、ベトナム国内で労働許可書（ワークパーミット）を申請

商用ビザを用いてベトナムに入国したら、ベトナム企業を通して、ベトナム労働局へ労働許可書を申請します。企業で準備する書類のほか、転職者側が準備すべき書類は以下の通りです。労働許可書は２～3週間程度で発給されます。

就労ビザ（LD）と一時在留許可証（レジデンスカード）を申請

労働許可書が取得できたら、出入国管理局あるいは管轄市・省の出入国管理室において、就労ビザと一時在留許可証の発給申請を行います。



【参考資料】 JETRO「ベトナムにおける労働許可書、ビザ（査証）の取得手続き（2017年1月）」



2024/06/19