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第3回:中国渡航に必要な、航空券とダブル陰性証明、健康コード、健康状況申告書コードの取得方法

コロナ禍の中国転職画像1

2021/06/18

第3回:中国渡航に必要な、航空券とダブル陰性証明、健康コード、健康状況申告書コードの取得方法


こんにちは、カモメ編集室です。
今回は、コロナ禍での中国渡航に必要な「ダブル陰性証明」と「健康コード」、「健康状況申告書コード」についてご説明します。

この記事は、コロナ禍まっただ中の2021年5月に上海へ渡航したカモメ新入社員(筆者)が体験した内容がもとになっています。日々、手続きは変更・更新されるため、常に最新の情報を入手するようお気をつけください。


渡航前には各種手続きがめじろおし!

筆者の場合、中国渡航の準備は以下のようなスケジュールで行いました。



詳細について、順番にご説明します。

中国へは直行便でのみ入国可能。ビザが取れたらすぐに航空券を確保!

中国民用航空局により、日中間の航空便は運航制限がされています。現在(2021年6月)、中国へは指定の航空便の直行便でのみ入国が可能です。以下URLの、在中国日本国大使館のwebページにて直行便運航状を確認することができます。

https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000317.html(2021年4月26日更新)

渡航日2日前以内にPCR・IgM検査を!
渡航日の2日前以内には、中国駐日大使館・総領事館によって指定された医療機関でPCR&IgM体検査を受けて、ふたつの検査が陰性であることを示す「ダブル陰性証明」を取得する必要がありました。さらに、渡航日1日前の20時までにダブル陰性証明をオンラインで提出する必要があります。検査から証明書が発行されるまで数時間~1日かかるため、予定を逆算して検査を受けました。領事館の指定病院は、以下URLの駐日中国大使館のwebページから確認できます。

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/sgxw/t1844962.htm(2021年3月29日更新)

筆者の場合は、渡航日2日前の午前に成田空港内にあるPCRセンターで検査を受け、午後にダブル陰性証明を受け取りました。検査費用は4万円。この金額が相場のようですが、探せばもう少し安い施設もあるそうです。

ダブル陰性証明取得後すぐに健康コードを申請

受診機関からダブル陰性証明を受け取ったら、ただちに専用サイト「Health Declaration Certificate」にアクセスし、健康コードの申請を行いました。この申請は、前日20時前までに行う必要があります。

1.Health Declaration Certificateにアクセス可能なQRコード



Health Declaration Certificateにアクセスをし、アカウント登録をして(メールアドレスとパスワードを設定)、21項目を記入していきます。この項目は随時変更されるため、あくまで参考にご覧ください(筆者が申請したフォーマットからもすでに変更されているようです)。

2. 申請フォーマットの内容

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1)名前 パスポートと一致させる
2)パスポートを選択
3)パスポート番号
4)パスポート写真ページ画像
5)ビザページ画像
6)中国籍者以外はOthersを選択し、日本国籍者はJAPANを選択
7)中国で使用可能な番号を記入。筆者は誤って日本の番号で記入しましたが、とくに問題ありませんでした。
8)男女どちらかを選択
9)誕生日を選択
10)これから登場する飛行機の出発国
11)フライトナンバー
12)飛行機の出発時間
※add flight transfer countryは乗り継ぎなしなので選択しない
13)中国国内の目的地
14)COVID-19の検査結果を選択
15)IgMの検査結果を選択)
16)PCR検査を行った機関を選択
17)IgM検査を行った期間を選択(基本は16と同じ)
18)検査日を選択
19)ダブル陰性証明書画像をアップロード
20)航空機のEチケット画像や、予約ページ画像をアップロード。
※「certificate of residence in the country where you live(住民票)」はなければアップロード不要でした。
21)ワクチン接種の有無を選択

以上の21項目に答えるとオレンジ色のQRコードが表示されました。それから数時間~半日ほどたつと、審査が完了しQRコードは緑色へと変化しました。航空機の出発時間までに間に合うように、余裕をもって申請を行うようにしましょう。
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健康コードに関する1次情報は、以下の駐日中国大使館のwebサイトで確認できます。

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lsfu/t1836108.htm(2020年11月27日更新)

出国までに出入国健康申告を登録!

健康コードの申請ができたら、つぎは「出入国健康申告」を行いました。これは、出発の前日(中国到着予定時刻の24時間前)から、「中華人民共和国海関総署HP」または、以下QRコードより申告が可能です。筆者が渡航するときには、空港カウンターに申請方法の案内板が掲げられ、航空会社スタッフが乗客へ声掛けを行っていました。しかし、中国語でのみ案内していたため、不明点は周囲の乗客と協力しあいながら登録を行いました。

1.中華人民共和国海関総署HP
※中国語または英語で申請が可能
http://health.customsapp.com/home/pages/index/

2.中国税関出入国健康申告QRコード
※WeChatを用いて読み取ってください。日本語表示も可能です。

3.申請フォーマットの内容
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a)中国に入国する場合は Entryにチェック
b)名前(パスポートと同じ表記にしました)
c)性別
d)誕生日
e)国籍
f)職業
g)ID(パスポートを選択)
h)パスポート番号
i)国際便に搭乗したか?
j)日本or中国の携帯番号を選択
k)電話番号
l)中国で連絡可能な人の名前を記入(会社人事の担当者を記入しました)
m)中国で連絡可能な電話番号(会社番号を記入しました)
n)中国の住所(ホテルも未決定だったため、会社住所を記入しました)
o)14日以内に滞在していた地域(私は実家に帰省していたため沖縄と、渡航3日前から滞在した東京を選択)
p)14日以内のコロナ感染者との接触歴
q)14日以内の風症状の人との接触歴
r)14日以内に所属するコミュニティでコロナ感染者が出たかどうか
s)14日以内に家族や会社に2名以上の発熱者がいたかどうか
t)14日以内に出た症状にチェック(基本的に健康ならチェックしない)
u)14日以内に風邪薬などを飲んだか?
v)14日以内にCOVID-19検査で陽性になったか?
w)コロナワクチンを接種したか?
最後にDeclareを選択

上記の項目は随時変更されるようです。筆者の渡航時には航空機の座席番号も記入しましたが、現在はその必要はないようです。この申請が完了するとただちに「健康状況申告書コード」が発行されました。そのQRコードは中国入国時に提示する必要があります。筆者は中国でネットに接続できるか不安だったため、あらかじめキャプチャして画像保存をしておきました。

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上の画像のように、健康状況申告書コードには使用期限が記載されています。中国の空港ターミナルに入ると、画像のようにQRコードを機械で読み取らせるように指示を受けました。

中国で最後のQRコード手続き!現地SIMの準備は忘れずに!

健康状況申告書コードを読み取らせたあと、PCR検査や入管手続き、荷物受け取りを行い、やっとホテルへ移動……と思っていたら、中国国内の最終目的地ごとに「空港入国旅客情報二次元コード」を取得するよう指示を受けました。残念ながら、こちらの記入フォーマットは記録するのを忘れてしまいました。たしか、最終目的地を指定する項目があり、筆者は住居が決まっていなかったため会社住所を記入しました。このQRコードは、隔離ホテルのバスに乗り込むさいに提示する必要がありました。QRコードを取得してから1~2時間バスに乗り込むまで時間があったため、キャプチャして画像保存をしておくことをおすすめします。

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また、中国の携帯番号を所有していない場合、この空港入国旅客二次元コードの取得には少し苦労するかもしれません。筆者は事前に香港SIM2種類(電話番号あり/なし)を準備していたのですが、通信速度が不十分なせいかウェブサイトにアクセスできませんでした(iPhone8とandroidを2台で挑戦)。また、空港Wi-Fiの接続もはじかれてしまい、身近にいたiPhoneユーザーにテザリングしてもらうことで難を逃れました。ほかにもSIMを準備していながらも、コード取得に悪戦苦闘する日本人が複数いました。事前準備を念入りにしつつも、いざとなったら周りの乗客やスタッフに手助けを求める必要が出てきそうです。

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以上で入国手続きは完了です。その後は目的地別エリアで待機し、隔離ホテルへと移動しました。一連の申請を振り返ってみると、そう難しいものはありませんが、当時はひとつひとつの申請が無事に通るだろうか……とかなり不安だったのを覚えています。いついつまでにこれをやる!ということが決まっているので、タイムスケジュールだけはしっかり間違えずに行うことが大切です。さて、次回は隔離についてご紹介したいと思います。


2021/06/22



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