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カモメ編集部通信

上海でコロナ感染拡大。ただいまロックダウン中!

現地スタッフブログ 2022-04-06


こんにちは、カモメのIです。

今回は、オミクロン株の感染拡大が広がる、現在の上海の状況を紹介したいと思います。

これまで中国はゼロコロナ政策により、約2年前の新型コロナ発生時を除ければ、 上海でコロナの恐怖を感じることはほとんどありませんでした。 しかしここに来て上海では、オミクロン株が急速に拡大しています。
確定症例:260例、無症状感染者:6051例(4/1発生数)

感染者数は日本に比べても少ない状況ですが、中国ではゼロコロナを目指すため 許容できない段階まで拡大してしまいました。
そのため、色々なところで人が集まらないように制限が増えていきました。

会社は約3週間前から在宅勤務になりました。 オフィスビルが入場にPCR検査結果を求めたり厳しい措置をとることがあり、 弊社だけでなく、上海の多くの会社で次々と在宅勤務になっていきました。

ジムや映画館などが閉鎖され、公園も入場禁止になりました。

公園を閉園する旨の掲示


店内飲食も禁止になり、持ち帰りやデリバリーのみになりました。

店内飲食は禁止、お持ち帰りやデリバリーの利用を勧める掲示


そして、感染者が発生した小区(※)ごとに、封鎖管理を行っていたのですが、拡大に歯止めがかかりませんでした。
※堀などで区切られた居住エリア、日本の団地に近い、数百人から千人規模

テーブで区域一画が封鎖される様子


私の住んでる小区も2日封鎖して、PCR検査を実施しました。幸いにも私の住む小区内は異常なしで開放されました。

一方で、同僚の中には小区内で感染者が出たとのことで 現時点で既に1か月ほど、小区といわれる一画から出ることができていません。 最近はさらに厳しくなっており、PCR検査時などを除いて部屋から出ないようにというところも多いようです。

それでも拡大が止まらないため、 上海を東西にわけて4日ずつの封鎖管理を行うことになりました。 その間に集中的にPCR検査を行い、感染者の発見に努めるようです。

私の住む地域は西側で、封鎖期間は後半(4/1 3:00~4/5 3:00)だったため食料品などの準備ができました。

封鎖直前の街の状況を少し紹介したいと思います。

上海の有名な観光地も、明らかに人が少なくなっています。

外灘



南京東路


地下鉄も、ほとんど人が乗っていません。


食料品の争奪戦も発生していたようです。確かに食料品は手に入りにくくなっていました。ただ、毎日のように補給はされていたようで、備蓄用の食料や水を確保することはできました。

スーパーで食料品が売り切れている様子


そして現在(4/2)時点、約4日間の封鎖管理に突入しました。

PCR検査を受けました



人も自動車もいない上海の様子


なんと食料も十分すぎるほど支給されました。見たこともない野菜もあり、どうやって食べるか頭を悩ませています。 また、地域間で支給される内容が違うので、ネット上では支給された食料を比べるやりとりが各所で行われています。


大根、じゃがいも、キャベツ、茎レタス、レタス、いんげん、きのこ、豚肉


一部では封鎖に伴うトラブルがあるようですが、現在の上海はとても落ち着いていると感じています。ネット上には、厳しい状況の中でも楽しく暮らそうとしている投稿もたくさん見ることができます。

ただ個人的に恐れているのは、封鎖の期間が延びることです。 小区で感染者が発生した場合は、1~2週間ほど封鎖が伸びる見込みです。

現在(4/2時点)、上海は予断を許さない状況ですが、できるだけ早く状況が好転しますように。

4/6追記 封鎖期間が伸びました。4/6時点では解除時期は未定です。

4/12追記 残念ながらまだ封鎖は解除されていません。感染リスクに応じた3つの区分分けが発表されましたが解放に近い区分から漏れてしまいました。一部の地域は封鎖解除されたようですが、私の住む地域の解除時期は未定です。

2022/04/06



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