こんにちは、カモメ編集室です。
海外転職をする場合、現地の生活費を知っておくことが重要です。
今回は、上海の生活費についてご紹介します。
まずは、ひとり暮らしをする場合のモデルケースを見てみましょう。
■上海在住の20代女性、S・Tさんの場合
※1元=18円の場合で計算しています。
上記はあくまで一例ですが、中国元では10,700元、日本円にして192,600円です。もちろん、その人のライフスタイルに合わせてさらに出費を抑えている方もいれば、もっと自由にお金を使っている方もいます。
それでは、ひとつひとつの項目を見てみましょう!
■上海市内の家賃は高額!
ワンルームの相場は5,000元前後
上海の家賃はやや高額。ひとり暮らしのワンルームは5,000元前後(約90,000円)が相場になってきます。もちろん相場よりも安い部屋はあるのですが、建物や内装が古かったり、水回りが整っていなかったりと住みにくさが目立ちます。
ただ、中国語が可能な方であれば、大家さんと料金交渉をして家賃を多少抑えることもできるようです。
■外食の回数で食費は大きく変動!
平均は3,000元程度
日本と上海の食生活で最も大きな違いは、デリバリーの身近さです。上海では毎食デリバリーということも珍しくありません。配送費がとても安く、近くの店舗なら7~10元(約126~180円)で配送してもらえるからです。
ですが、やはり自炊と比べると割高になってしまいます。上海に住む友人たちに1ヶ月にかかる食費を聞いたところ、自炊派かデリバリーや外食が多いのかによって、1,500元~5,000元(約27,000~90,000円)と大きな開きがありました。
A:3,500元 B:1,500元 C:5,000元 D:3,000元 E:2,000元 F:3,000元 【平均:3,000元】(約54,000円)
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Aさんはデリバリーをよく利用するため3,500元程度(約63,000円)。
Bさんは自炊がメインなので1,500元(約27,000円)に抑えることができます。
Cさんの場合は毎食外食にするため5,000元(約90,000円)程度かかる場合も。
日本と比べて上海の食費が高いのは、海外ならではの事情もあります。上海には日本食をはじめ、欧米、エスニック……多国籍なレストランやスーパーが存在します。しかしながら、そうしたレストランや食材店はローカル店と比べると割高です。その分、日本人が日本食を好んで食べると、食費がかさむことがあるのです。
■水道光熱費は日本よりも安い!
平均は241元
上海は家賃も高くて、食費も割高……となると、生活は大変なのでは? と不安になってしまいますよね。ですが、ご安心ください! 家賃と食費以外はかなり安く抑えることができるのです。
水道光熱費は150~300元(約2,700~5,400円)が相場です(ただし、クーラーを使用する夏場や暖房を使用する冬にはもう少しかかることも)。
また、水道・電気は大家さんが契約してくれるため、自ら契約する必要はありません。大家さんやアパート管理会社が立て替えた分を、毎月支払えばOKです。
A:300元 B:150元 C:150元 D:250元 E:300元 F:300元
【平均:241元】(約4,338円)
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■通信費は0元の人も!
平均は106元
中国では携帯機種を購入後、SIM契約を行うのが一般的。月々の通信量は、プランにもよりますが100元前後(約1,800円)です。なかには、SIM契約時に一括で支払ったため、毎月の支払いは0だという方もいました。
ちなみに筆者も100元以下ですが、外出時にテザリング機能を使ってPCを利用しても毎月の通信データ量には余裕があります。
A:150元 B:150元 C:58元 D:0元 E:200元 F:78元
【平均:106元】(約2,014円)
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■地下鉄もタクシーも交通費は格安!
平均は215元!
上海の交通費はとても安いです。筆者は通勤に地下鉄を利用しますが、5駅乗って4元(約72円)ほど。往復で約144円しかかかりません。日本の半額以下といった感じでしょうか(その代わり、日本のような「定期券」はありません)。
さらに、タクシー料金は日本人にとっては驚くほど安価です。だいたい日本の3分の1以下の値段で乗車できます。例えば5キロの距離なら19元(約342円)ほど。10キロで35元(約650円)ほどです。
地下鉄とタクシーを頻繁に使う方であっても、月々の交通費は300元以内(約5,400円)に収まります。
A:300元 B:50元 C:250元 D:250元 E:150元 F:300元
【平均:215元】(約3,870円)
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今回の聞き取り調査では、上海では家賃や食費が高いという声が多かったです。その他だと「付き合いが多く飲み会代がかかる」「日系美容室だとカットやカラー代が高い」ーーという声も寄せられました。
ぜひ、上海への転職や引越しを検討するさいには参考にしてみてください!
2022/05/06