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現地人材会社に聞く、カンボジアの仕事事情・生活環境





ASEANで1位、世界5位の経済成長率!
新卒でもビザが取れる、カンボジア就労のススメ


カンボジアは2011年以降、経済成長率7%を維持し、ASEAN諸国では1位、世界で5位の成長率です(2018年)。長い内戦の影響により、中年層が少なく若年層が多い特徴があるため、労働人口、消費人口の多さという観点からますます市場が拡大していくと言われています。生産拠点としての海外企業の進出もさかんです。

日系企業の進出も年々増加しており、日本商工会登録数でいうと現在250社程度。登録されていない企業もありますので、実際は300~400社程度が進出しているとみられています。輸出品の加工業に限らず、国内市場をターゲットとした製造業、金融、小売などサービス産業の進出も増えています。

今回はそんなカンボジアで、日本人やカンボジア人の就職斡旋を行う、Creative Diamond Links社(CDL)のハラハタ様ににカンボジアの就労状況、生活などについてお話を伺いました。


お話を伺った方:ハラハタ ミオ様
日本の企業で会社員を経験後、カンボジアに渡航。現在CDLにて在カンボジアの企業のリクルーティングアドバイザーを務める傍ら、アパレルブランド「カンボジアT2.0(https://www.instagram.com/cambodiat_2.0/)」を展開。また、カンボジア人社会起業家とのマッチングサービス「#value!(https://hash-value.com)」を立ち上げる。



~生活編~


▲プノンペンタワーからの景色。日差しが強く、雨季を除き1年中カラッとした気候です。

●カンボジアで暮らす日本人について
現在は3,500人程度と言われていて、年々増えていますね。ビザの取りやすさもあって、ボリュームゾーンは20代です。次いで30~40代、日本での仕事をセミリタイアして渡航してきた50代前後の方もいらっしゃいます。県人会やスポーツ大会等での日本人同士の交流も盛んです。 カンボジアに来られた方の動機は様々ですが、学生時代にボランティアや旅行で訪れてカンボジアが好きになった方、経済成長が見込める国で働きたいという方などがいらっしゃいます。

●カンボジアでの生活
イオンモールが2ヵ所あるので、そこにショッピングに行くことが多いです。イオン内のスーパーやダイソー等では日用雑貨も手に入りやすく重宝しています。また、カンボジアはグルメが充実していて、様々な国の料理が安く食べられます。おしゃれなカフェも多く、あまり人も多くないのでゆっくりできますよ。週末には、ベトナムやタイなど近隣諸国にも行ける距離なので他国に旅行にいくこともあります。


▲イオンモールには映画館もあり、大抵のものはここで買い揃えます。

●日本人の現地採用者の住居
プノンペンで働いている現地採用者の家賃は300~400USDくらいが相場です。日本より安い家賃で、広いアパートに住むことができます。350USD以上出せば、セキュリティ的に 問題のないおうちに住めるかと思います。

●普段の食事について
中華料理、イタリア料理、韓国料理とあらゆる国の料理が日本の半額程度で食べられます。 ローカルの屋台料理だとわずか1~2USD程度です。日本料理は特別安いというわけではないのですが、それでも日本にいたときよりも食費はかなり抑えられます。お酒も安く、アンコールビールを1USD以下で飲めるのが嬉しいですね。ちなみに、生水は飲めませんのでペットボトルの水を常備しています。


▲クメール料理(カンボジア料理)はレストランや屋台で食べられます。

●治安や医療、教育事情
ひったくりや空き巣の事件は聞くこともありますが、命にかかわるような事件はあまり聞きません。医療に関しては、日本語の通じる日系クリニックがカンボジアに数件あるので、日常的な病気の治療であれば、保険を使ってそこで治療を受けられます。手術など大きな治療が必要な場合は、近隣のタイの病院に運ばれることが多いです。日本人が増えるにつれ日本人向けの施設も増えており、日系幼稚園や日本語の小・中学校もあるので、家族で移住される日本人の方もいらっしゃいます。

●交通状況について
配車アプリGrabを使ってトゥクトゥクで通勤や移動をする方が多いです。片道1~2USDくらいで、プノンペンの街自体はコンパクトにまとまっているので(約5キロ四方)、移動には時間やお金もそこまでかからないと思います。


▲最近のプノンペンはトヨタのレクサスなど高級車も走っています。

●インターネットの回線状況
特にネット環境で困ることはありませんね。外のカフェなどでは日本よりもWi-Fi環境が整っていますし、回線も早く使いやすいです。カフェで日本人のノマドワーカーの方が仕事されている光景も見ます。稀に停電はおこりますが、比較的すぐに復旧します。



~仕事編~


▲社員旅行でカンポットを訪れた際の一枚。


●日本人の求人が多い業種や職種について
工場長、生産管理などの製造業は多いです。また近年は金融業やIT関連業のカンボジア進出が目立ちます。旅行業や不動産業もありますね。お仕事内容としては、マネージャーとして現地スタッフのマネジメント、日系法人営業、日本人のお客様対応、日本語・英語の通訳など様々です。また、企業で働くカンボジア人はほとんどの方が英語を話すことができますので、基本的な英語力は必要となります。

●カンボジアの日系企業で日本人が求められる役割
基本的には、現地スタッフのマネジメントや日系のお客様の対応が主な役割です。経験のない、新卒でカンボジアに来られる日本人の方でも、カンボジア人が苦手とする部分をカバーできることが多いので(マルチタスクで仕事を進めることなど。教育システムの違いなどが背景にあります)、日本人を雇用したいと考える企業は多いです。

●同僚としてのカンボジア人の印象
明るくて、よく笑ってくれる人が多いですね。基本的に現地社員は若く、素直に仕事に取り組みます。そのため彼らと一緒に仕事をすると前向きな気持ちになりますね。一方で、日本とカンボジアでは受ける教育が異なることもあって、何かトラブルがあったときに責任逃れをすることがあります。日本人だと自責にすることが多いと思うのですが、その点に違いを感じます。

●現地採用の日本人の給与相場
およそ1000~1,500USDの範囲が相場です。ITエンジニアなど専門職であれば~3,000USD程度まで上がることもあります。家賃手当や交通手当、営業職だとインセンティブを出すところも多いですね。他国と比較すると給与相場は多少低く見えるかもしれませんが、物価も安いため生活には困りませんし、給与水準は今後も上昇していくと思います。

●ビザ取得の条件、企業が求める条件
就労ビザは学歴、経歴、年齢などは関係なく、基本的にはどんな方でも取得できます。東南アジアの中では最もビザが取得しやすい国の一つではないでしょうか。企業が求める条件は、「英語が日常会話レベル以上、未経験でも意欲のある方」というのがよく言われます。こちらも他国と比較して、募集要件のハードルはそこまで高くありません。ですので、ビザ条件には何の経歴や語学力も必要ないけれど、実務上で会話ができる英語力は必要だと考えていただければいいと思います。日本語教師のお仕事や、社内に日本語・クメール語通訳がいる場合は、英語が話せなくても問題ないお仕事もございます。

●カンボジアで働く魅力
年齢関係なく、様々なチャンスがあることです。未経験でも受け入れてくれる企業があり、リーダーやマネージャーなどの役職を任せてもらえることも多いです。若いうちに責任あるポジションを経験することで、将来更に高いポジションを任せられることも出てくると思います。経済が成長しているので、ビジネスそのものの可能性も非常に大きいことも挙げられます。そして、出会える人の多様さも魅力ですね。色々な国籍の友達ができますし、日本人の友人でも働きながらカンボジアで芸能活動している方や、キャンドルづくりをしている人、事業を立ち上げている人など、面白い人が多いです。

●カンボジア就職を考えている方へのメッセージ
まだまだカンボジア就職は日本人にとってメジャーな選択肢ではありませんが、国が経済成長し、前向きなエネルギーに満ちている環境というのは実際にそこで働いて経験しなければわかりません。今後もカンボジアに移住する日本人は増え続け、街もさらに進化していくと思います。もしカンボジアに興味があれば、一度実際に訪れてみることをおすすめします。初めての海外就労でも私たちがしっかりサポートをしますので、お気軽にご相談ください!







企業情報
会社名 = Creative Diamond Links
設立年月日 = 2012年8月
所在地 = Tous Les Jours Monivong Building, 1F, #298, St.93 (Monivong Blvd.),Boeung Raing,Daun Penh, Phnom Penh, Cambodia
電話番号 = (+855)-23-964-864
メール = info@cdl-consultant.com
WEBサイトURL = http://www.cdl-consultant.com/




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