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香港のお部屋はいくらで借りられる? ~家賃や家探しの方法、住環境について~

海外での生活事情 2023-08-17


香港の家賃


こんにちは、カモメ編集室です。
今回は、香港の住宅事情についてご紹介します。
香港で現地採用として働くBさんにお部屋を紹介してもらいました。

※1HKD=18.3円で計算しています(2023年8月時点)


実際の部屋をのぞいてみよう!

香港の家賃

 お部屋のデータ 
家賃:11,000~13,500HKDの間(約20万~24万7,000円)

エリア:観塘区(九龍島の東エリア)、通勤20分
※勤務先も同区エリア

間取り:リビングダイニング+ワンベットルーム(約25平米)

特徴:家具家電付き、ミニバルコニーあり

初期費用:約43,000HKD(約80万円)
(家賃2か月分の保証金+家賃0.4か月分の仲介手数料+1か月分の家賃)
※保証金は退去時に返還されます。

更新料: あり

その他特徴:入居時点ではインターホンが故障中


渡航後1週間ホテルステイし、8か所内覧して決定

内定先から不動産仲介会社を紹介していただき、日系不動産と現地不動産の両方に自ら連絡しました。日系不動産であれば日本語で、現地不動産であれば英語か中国語(普通語)でやりとり可能でした。

渡航後1週間はホテルステイをし、トータル8か所ほど内覧してから決定。部屋候補が見つかったらすぐに見学に行くようにしていたため、1日に2~3件ほど内覧していました。
また、私の場合はなかなか部屋が決まらず焦ってしまいましたので、2週間程度はホテルを確保すると余裕が出てくるかと思います。


香港の家賃は高額。25平米以下で家賃は20万円以上。初期費用は約80万円!

香港の賃貸料金は世界で最も高額だと言われています。また、建物は高層アパート(マンション)が基本です。
私が契約した部屋は家具家電付き、20~25平米ほどで家賃20万円以上。初期費用は「家賃2か月分の保証金+家賃0.4か月分の仲介手数料+1か月分の家賃」で、なんと約80万円。
現地採用の場合はこうした初期費用も自己負担となることがほとんどだと思います。移住費用は多めに見積もっておくと、いざというときに安心です。

こうした背景から、若い外国人で駐在員以外の方はルームシェアをしている人が多いようです。富裕層を除けば、香港人であっても一人暮らしをしている人はまれで、40代であっても独身ならば実家暮らしの方も珍しくないそうです。


部屋の決め手はバルコニー付き

香港就職

※実際のバスルームはシャワーのみです


家賃も初期費用も高額なこともあり、部屋探しはできるだけ妥協したくありませんでした。最終的に決まったのは、リビングダイニングにワンベッドルームのあるお部屋。約25平米のコンパクトな造りですが、小さなバルコニーがついていたことが決め手でした。香港だとバルコニーつきの物件は多くはありませんが、新築だと増えてきているようです。

そのほかの内覧した部屋だと20万円程度の予算であれば20平米程度の広さで、築10年ほどの物件が複数ありました。家具家電付きでハウスキーピングのサービス(部屋の掃除など)がついているサービスアパートメントも見学しましたが、家賃はさらに高額でした。


部屋探し経験者からのアドバイス

1.部屋の家具家電や電気水道は要チェック
日本よりもお部屋のトラブルは多くなります。内覧時にはお湯が出るか、内装に問題はないか、家具家電は壊れていないかなどを事前にチェックすることをおすすめします。(私は住んでからインターホンが壊れていることに気づきました……)

2.WEBサイトの情報はあてにしないで
渡航前にあらかじめWEBサイトで物件を見ていましたが、流動性の高い香港の物件は渡航後には既に無くなっていることがほとんどでした。WEBの情報は、取り扱い物件の地域や価格帯を把握する程度と考えておくのが良いと思います。実際に現地の仲介不動産に問い合わせると、WEBサイトにはない物件も紹介してもらえます。

3.候補エリアを絞って内覧しよう!
狭い香港ですが居住エリアはたくさんあるため、探し出すとキリがありません。私は漠然と幅広いエリアで探して、候補ばかり増えて内覧疲れをしました。予め候補エリアを絞ることで、目移りすることなく早めに決まるかと思います。

2014年版の香港の家探しについてを読む
https://kamome.asia/hongkong/contents/12242_lifeinasia.html

2023/08/17