カモメ編集部通信
上海の小籠包発祥の地に行ってきた
現地スタッフブログ 2023-01-03
熱々の小籠包をたくさん食べたい!ということで、上海郊外にある小籠包発祥の地と言われる「南翔」に行ってきました。
南翔小籠包といえば、上海の観光地「豫園」にある「南翔饅頭店」が有名です。私はこちらは行ったことがないですが、いつも行列ができる有名店で、日本にもいくつか店舗があるようです。今回はちょっと市内から離れ本場の小籠包を食べに行きました。
行き方
南翔までは2つ行き方があります。1つは地下鉄です。11号線に乗り「南翔駅」で下車します。「江蘇路駅」から25分ほどと結構近いです。そこから、小籠包のお店や庭園がある「古猗園」までは徒歩20分くらいかかります。(レンタル自転車に乗れば7分くらいです)
もう1つはタクシーで、大体市内から25分くらいで着きます。40元かからないくらいなので、何人かで行けばかなり安いし早くて楽ちんです。
小籠包の有名店
以前日本のテレビ番組で「ここが私のアナザースカイ!」と上海が紹介されたことがあり、その時に紹介されていたお店が、今回訪れた「上海古猗園餐庁」になります。100年以上の歴史がある老舗で建物や門構えにも趣きを感じます。
人気店のため、週末などはかなり混み並ぶこともあるそうですが、私が行ったときは雨が降っていたためかガラガラですぐに座れました。店内は丸テーブルが並んでおり、テーブルにあるQRを読みこんで注文ができます。
そして蒸したて熱々の小籠包たち!ノーマル味に、海老、蟹味噌、椎茸、そしてそれぞれ味の違う五色小籠包(黒:干し貝?、緑:ニラ、黄:黄身、赤:最後までなんだかわからず)も頼みました!
これが本場の味!市内で食べるのとはまた違った感動があります。個人的には蟹味噌(蟹は2種類ありますが蟹粉のほう)が1番美味しかったです。
黒酢をつけてかじると熱々のスープが口に飛び出すので要注意です。あつっあつっと言いながらあっという間にペロリでした。(足りなかったのでこのあとさらに、追い小籠包しました)
皮は薄く、汁が多くて、中の餡も脂っこくもなく、いくらでも食べてしまえる味です。お酒はビールしかないのでそれを頼み、スープ溢れる熱々小籠包と冷たいビールを交互に楽しみました。あとはここの酸辣湯も美味しいのでおすすめです。
お店の近くには、小籠包ストリートもあり、小籠包店をはしごをして味の違いを楽しむのもいいかもしれません。
庭園と古鎮散策
お店の裏には有名な庭園「古猗園」があります。ちょうど紅葉が始まっていたので眺めながら散歩すると、小籠包でぱんぱんになったお腹が落ち着いてきます。
おみくじがあったので、やってみました。くじを1つひくと、おじさんがその番号の紙を出してくれて、内容を解説してくれます(中国語だけどなんとなくわかる)。結婚・仕事・財産などテーマごとにくじがあったので、私は財産でやってみたら、中吉でした!(けっこう良さそう)
そして、15分ほど歩いて南翔古鎮(古い街並み)へと向かいました。上海近郊にある古鎮特有のよくある雰囲気ですが、こじんまりとしていて空いていて異国感があるので、日本から遊びに来た友達を案内するのにもよさそうです。
古い建物をリノベーションした素敵なカフェもあるので、そこでまったりコーヒーを飲んで休憩しつつ、のんびりと回れます。
夜になると、ライトアップしてまたちょっと違った素敵な雰囲気になります。街中で食べ歩きもいいですし、中にも美味しいお店が色々あります。上海の家庭料理といったものが食べられます。
お昼から行って美味しい小籠包を食べて、近くの庭園や古鎮を散策して夜景を眺めて、半日観光にちょうどよいところです。郊外とはいえ、タクシーで30分もかからない距離のため、気軽に週末に訪れられて異国情緒も感じられておすすめです。
上海にいる方はちょっとした息抜きにお出かけしてみてはいかがでしょうか。また日本にいる方はぜひ南翔小籠包のお店に行ってみてください。
2023/01/03