はじめての中国・アジア転職コラム
第28回:国際運転免許とタイの運転免許証について。取り方や有効期限は?
海外就職ノウハウ 2023-04-14
タイ転職では日本の運転免許証からタイの運転免許証への切り替えが主流
1. 申請書類のチェック
こんにちは、カモメ編集室です。
海外で車を運転するためには、日本の運転免許証に加えて「国際運転免許証(正式名:国外運転免許証)」が必要です。
国際運転免許証は、お住いの地域の警察署の運転免許課、運転免許センター、運転免許試験場で取得することができます。申請には、運転免許証のほか、証明写真、パスポート、古い国際運転免許証をお持ちの方はその免許証も必要です。
ただし、国際運転免許証が有効なのは「ジュネーブ条約締約国」に限られます。アジア圏であれば、タイ、マレーシア、フィリピン、韓国、香港などです。詳しくは、警視庁の「ジュネーブ条約締約国一覧」をご確認ください。
なお、国際運転免許証の有効期限は、免許証の発効から1年間です。国際運転免許証は「更新」することができないため、有効期限が切れた場合は再度イチから申請手続きを行う必要がある点はご注意ください。
タイにおいては国際運転免許証を取得するより、タイの運転免許へ切り替える方のほうが多いようです。先述したように、国際運転免許証の有効期限は発行から1年と短く、長期的に居住する場合は現地の運転免許証に切り替えた方が利便性が高いのです。
日本の運転免許証からタイの運転免許証に切り替えるのはそう難しくはありません。タイの長期滞在査証(ノンイミグラントビザまたはタイ国永住許可証)を所有していて、かつ申請後3ヶ月以上タイに滞在する予定があれば、申請することができます。
・申請後も3ヶ月以上、タイに滞在する予定がある
タイ陸運局が通知している運転免許切り替えのプロセスは以下の通りです。
2. 試験申し込み用紙の発行
3. 1時間のトレーニング
4. 身体テスト
5. 料金の支払い/写真撮影と運転免許証の印刷
新規発行では、2年間有効の「TEMPORARY (TWO YEAR) DRIVING LICENSE」が発行されます。その後の更新時には5年間有効な「FIVE-YEARS DRIVING LICENCE」が取得可能です。
海外転職では運転免許証が必要になるケースもあります。あらかじめ現地の交通事情については確認してみてくださいね。
警視庁「ジュネーブ条約締約国一覧」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/kokugai/kokugai04.html
在タイ日本国大使館「領事関連情報(運転免許証について)」
https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_license.html
Department of Land Transport「NEW THAI DRIVING LICENSE」
https://www.dlt.go.th/en/renew-license
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