コロナ禍の海外転職どうする?
第3回:中国渡航に必要な「ダブル陰性証明」「グリーン健康コード」の取得方法
海外就職ノウハウ 2021-06-29
■2021/06/29
第3回:中国渡航に必要な「ダブル陰性証明」「グリーン健康コード」の取得方法
こんにちは、カモメ編集室です。
今回は、コロナ禍での中国渡航に必要な「ダブル陰性証明」、「グリーン健康コード」の取得方法ほか、「航空券の購入方法」と「PCR・IgM抗体検査」についてもご説明します。
この記事は、コロナ禍まっただ中の2021年5月に上海へ渡航したカモメ新入社員(筆者)が体験した内容がもとになっています。日々、手続きは変更・更新されるため、常に最新の情報を入手するようお気をつけください。
【※重要※】2021年9月13日より、健康コードの取得要件が変更されます。ワクチンの接種者と未接種者、コロナ陽性歴の有無で、コード申請方法に違いがあります。なお、ワクチンを2回接種した後、14日間未満の場合健康コードを取得できません。詳しくは、以下をご確認ください。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/tztg/t1904798.htm(2021年9月6日更新)
渡航前には各種手続きがめじろおし!
中国渡航の準備は以下のようなスケジュールで行いました。
詳細について、順番にご説明します。
中国へは指定の直行便でのみ入国可能!
中国民用航空局により、日中間の航空便は運航制限がされています。中国へは指定の航空便の直行便でのみ入国が可能です。以下URLの、在中国日本国大使館のwebページにて直行便運航状を確認することができます。航空券はコロナ禍により高騰していて、筆者はLCCを利用しましたが、それでも10万円を超えました。高いですね……。
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000317.html(2021年4月26日更新)
渡航日2日前以内にPCR・IgM抗体検査を!
渡航日の2日前以内には、中国駐日大使館・総領事館によって指定された検査機関でPCR&IgM抗体検査を受けて、ふたつの検査で陰性であることを示す「ダブル陰性証明」を取得する必要があります。さらに、渡航日1日前の20時までにダブル陰性証明(をスマホ等で撮影した画像)をオンラインで提出します。検査から証明書が発行されるまで数時間~1日かかるため、予定を逆算して検査を受けましょう。指定機関は、以下URLの駐日中国大使館のwebページから確認できます。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/sgxw/t1844962.htm(2021年3月29日更新)
筆者の場合は、渡航日2日前の午前に成田空港内にあるPCRセンターで検査を受け、その日の午後にダブル陰性証明を受け取りました。検査費用は4万円!想像以上に高額で驚きましたが、この金額が相場のようです。ただ、探せばもう少し安い施設もあるそうです。
ダブル陰性証明取得後すぐに健康コードを申請
検査機関からダブル陰性証明を受け取ったら、ただちに専用サイト「Health Declaration Certificate」にアクセスし、健康コードの申請を行いました。この申請は、渡航前日20時前までに行う必要があります。
1.Health Declaration Certificateにアクセス可能なQRコード
Health Declaration Certificateにアクセスをし、アカウント登録をして(メールアドレスとパスワードを設定)、21項目を記入していきます。この項目は随時変更されるため、あくまで参考にご覧ください(筆者が申請したフォーマットからもすでに変更されているようです)。
2. 申請フォーマットの内容
1)名前 (パスポートと一致させる) |
2)パスポートを選択 |
3)パスポート番号 |
4)パスポート写真ページ画像 |
5)ビザページ画像 |
6)中国国籍者以外はothersを選択し、日本国籍者はJAPANを選択 |
7)中国で使用可能な番号を記入 |
8)性別 |
9)誕生日 |
10)飛行機の出発地 |
11)フライトナンバー |
12)飛行機の出発時間 ※add flight transfer countryは選択しない |
13)中国国内の目的地 |
14)PCR検査の結果を選択 |
15)IgM抗体検査の結果を選択 |
16)PCR検査を行った機関を選択 |
17)IgM抗体検査を行った機関を選択(16と同じ) |
18)検査日を選択 |
19)ダブル陰性証明の画像をアップロード |
20)航空機のEチケット画像や、予約ページ画像をアップロード ※「certificate of residence in the country where you live(住民票、免許証など)」は、2021年5月時点では提出しなくても問題にはなりませんでした。ただ、一度審査で不可になった方が免許証を再提出したところ、グリーン健康コードを取得できたケースもあるようです。 |
21)ワクチン接種の有無を選択 |
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/tztg/t1865436.htm(2021年3月30日更新)
健康コードに関する一次情報は、以下の駐日中国大使館のwebサイトで確認できます。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lsfu/t1836108.htm(2020年11月27日更新)
健康コードが取得できれば、出国前手続きも残すは「出入国健康申告」のみ。出入国健康申告は、中国到着予定の24時間以内から申請ができます。筆者は渡航日に早めに空港に行き、手続きを行いました。くわしくは次回ご紹介したいと思います。