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台湾で働きたい人必見!現地人材会社に聞く、台湾の仕事事情・生活環境

海外での生活事情 2017-05-01

台湾の仕事事情・生活環境

日本人に根強い人気の台湾!
ビザ資格や語学力など、台湾就職に必要な条件とは?



地理的に日本からほど近い台湾。台湾発のタピオカミルクティーブームなどの影響もあり、日本人にとって旅行先、移住先として人気の地域です。国土は36,197平方kmと九州の大きさとほぼ変わらない、2,400万人が住む中華圏の島です。

在留日本人は約25,000人と言われ、現地進出している日系企業は1,179社程度(国際労働財団(JILAF)より)。製造、物流、小売、マーケティング、コンサルティングなど幅広い業種の企業があります。

今回、日本人の希望就職先として人気の台湾について、現地人材会社REERACOEN TAIWAN様に台湾の就労状況、生活などについてお話を伺いました。

●台湾で暮らす日本人について


在留邦人は25,000人程度と数は多いですが、日本人同士のコミュニティは狭く、繋がりが多いです。現地大学に留学中の学生から、台湾企業の創業時からいるベテラン社員まで、20~50代と年齢層は幅広いです。台湾が好きな方、中国語を活かしたいけど大陸には少し抵抗がある方、パートナーが台湾系の方など、台湾に移住された理由は様々です。


●台湾で生活する魅力


日本と変わらない生活ができることです。日本語がやや通じること(わからなくても漢字なのでなんとなく理解できる)、交通・ネット・電気水道などのインフラが整っていること、医療水準が高いことなどが挙げられます。物理的に日本に近いこともありますし、海外初心者の方には良い環境だと思いますね。 あとは、人が優しいことです。例えばちょっと風邪をひいている時には、現地社員がすかさず薬を持ってきてくれたり、何か買ってきましょうかと申し出てくれたりします。近所に住んでいる子供には必ず声をかけます。とにかく親切で人懐っこく、フレンドリーな国民性が魅力です。

台湾のお寺


●台湾の地域別の企業の特徴


台北エリアだと小売、サービス業などBtoCの企業が集中しています。また、業種問わず本社機能が台北にある企業が多いです。新竹エリアは、半導体の大手メーカーの母体があるため、周辺にそのサプライヤーが集まっています。台中エリアは、機械関連メーカー、素材メーカーの大手が拠点を置く地域です。台南、高雄エリアはBtoBのメーカーが多いですね。基本的に西側に企業が集まり、東側は観光地帯となっています。


●日本人の現地採用の仕事について


一番多い職種は「営業職」です。対日本人の営業、日本顧客・本社との窓口など、日本語を使ってやり取りをするシーンが多く、日本語ネイティブのニーズが多い傾向にあります。次に翻訳通訳が多いです。ゲーム業界、社内通訳翻訳、文書翻訳などのポジションです。また、役割としては現地スタッフのマネジメントも求められることが多いです。


●日本人に期待されるスキル


日本語学習者が多く、世界でも日本語レベルが高い台湾であえて日本人採用をする目的は、「日本語ネイティブ」「即戦力」「対日本人、対日系企業様へのマナーの有無」にあります。 日本の企業の働き方や慣習を理解していることが重要です。逆に言うと、日本でのビジネスにおける経験が豊富であれば、中国語ができなくてもカバーできるチャンスがあります。また、台湾では現地スタッフ管理を任されますが、日本では個人の目標やKPIを管理する働き方がそもそも多いため、順応性があると期待されています。


●語学力について


中国語はできるに越したことはありません。実際、語学不問の求人は決して多くはないです。業種の傾向で言うと、コンサル系や広告系は日本語のみで業務可能なところもありますが、メーカーや商社は台湾系企業向けのサービスがほとんどなので中国語ができなければ難しいでしょう。日本本社とのやりとりがメインのお仕事でも、社内では基本的な中国語力が必要です。ちなみに、台湾人は英語を得意とするが人多いので、中国語に限らず、英語スピーカーの枠が今後増える可能性があります。


●ビザの取得条件について


1) 大卒+社会人経験2年以上(最低給与:47,971 TWD)
2) 大学院or台湾内の大学卒(経験不問だが、最低給与:37,971 TWD)
3) 永住権を保有

ビザ取得条件は基本的に上記3パターンで、大学卒以上+社会人経験2年が必要です。大学院卒や台湾の大学卒であれば社会人経験は不要ですが、最低給与の水準が下がってしまいます。もちろん経験や能力で判断される企業が多いので、あくまで最低限の目安です。永住権をお持ちの方に関しては台湾人と同じように働くことができます。5年で取得できるため、保有している日本人も多いですね。

台湾の街並み


●日本人現地採用の給与目安


一般社員は48,000~55,000 TWD、マネジメント職は60,000~100,000 TWD、総経理職になると100,000 TWD以上が相場になります。日本人に限らず、「就労ビザ」を要する外国人籍の就労者に対し、企業様は47,971 TWD以上の給与支給が義務の規定があります。しかし配偶者ビザ等の就労ビザ以外のなんらかのビザをお持ちの場合は規定外になり、ローカルと同じく能力、経験、スキルの評価の基づいた給与支給となります。


●福利厚生や手当について


食事手当は免税になるため、ほとんどの企業が適応しています。社会保険は加入必須と法律で決められています。正社員は無期雇用が前提で、自己都合の退職を除き、契約満了であれば必ず退職金が必要です。基本的に台湾の法律は労働者優位です。


●現地採用で活躍されている方の特徴


多様性を受け入れられる方です。台湾人は日本人と近い感覚を持っているとイメージを持つ人が多いのですが、やはり国が違えば国民性も違います。例えば台湾では挨拶をしないのが当然ですが、日系企業はコミュニケーションするのが当たり前という考えがありますよね。また、ネガティブなことも含めて台湾では主張型の風土なので、相手の話をしっかりと聞き、自分も主張することが求められます。違いを受け入れ、自分ができることをやろうという人が長く続けられると思います。また、海外での仕事は日本より楽だというイメージをよく持たれますが、結局日系企業であれば「日本人」を求められるので、そこでもギャップを感じるかもしれません。臨機応変な対応力がポイントです。


●台湾就職を考えている方へメッセージ


現在、人口が2400万人で近年は減少の一途をたどり、一見マーケットが小さく見えるかもしれません。しかし、台湾にはモノづくりや製造業におけるオペレーションという独自の強みを持ち、それを国内だけでなく国外で活かしていくという外需の考え方を持っています。そのため、世界を視野に入れたビジネス経験が積めると思います。外国語ができる高いレベルの人材が海外に出て、しばらくしたら戻ってくるという循環ができていることも特長です。近年はタピオカミルクティーなどの台湾発の意外なものが海外で流行るなど、世界でも存在感を増している国です。

日本の経験を活かして海外で働きたいという方は、ぜひ台湾の企業をチェックしてみてください。ご興味がある方は個別にご相談にも乗りますので、お気軽にご連絡くださいね。

リーラコーエン台湾の方々
右から、満尾様、佐藤様、中澤様

企業情報

会社名:REERACOEN TAIWAN
設立:2015年04月
所在地:台北市松山區復興北路369號7樓之1
電話番号:(+886) 2-2718-9585
メール: rcntw-service@reeracoen.com.tw
HP:https://www.reeracoen.tw/jp/

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