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はじめての中国・アジア転職コラム

第37回:ワーキングホリデーから中国現地就職へ!転職活動から渡航までどのように過ごしたのか?

海外就職ノウハウ 2026-05-09





こんにちは!カモメのKです。今回は3月に上海へ来たばかりの筆者が、
「渡航までの数か月をどのように過ごしたのか」についてお伝えします。

筆者の背景

20代女性

大学時代、留学生との共同生活をきっかけに海外に興味を持つ。
在学中に1年間のオンライン中国留学を経験。
新卒から3年間、日系メーカーにて勤務後、中国現地就職へ。

中国に転職する場合のスケジュール(一例)
10月
11月
12月
1月
2月
3月
退職、海外就職情報収集
転職活動、内定
Zビザ申請準備、完了
国内の渡航準備、渡航

退職、海外転職の情報収集開始(25年10月)



リベンジ渡航に向けて情報収集開始!

10月中旬に新卒から3年間働いたメーカーを退職しました。コロナ禍で中国留学がオンラインに切り替わってしまい、ずっとモヤモヤしていましたが、3年働いたタイミングで改めて「中華圏で生活してみたい」と強く思い退職を決めました。渡航準備のため、退職と同時に住民票は実家へ。無収入になることへの不安もあり、資金を貯めるためにリゾートホテルでの住み込みバイトを始めました。寮費も食費もかからない環境は、貯金には最適です。当初は、比較的ビザが取りやすいワーキングホリデー制度を利用して、「台湾に行こうかな」とぼんやり考えていました。そんなとき、偶然ネットで見つけたのが「現地採用」という働き方でした。さらにカモメ編集室の求人を見つけたことで、筆者の進路は大きく方向転換することになりました。


本格的な転職活動開始(25年11月初旬)



期間は約1か月。すべてWEBで完結した転職活動!

カモメ編集室の求人を見つけてから、11月初めに応募しました。その後書類選考通過の連絡をいただき、11月中旬に一次面接を受けることになりました。リゾートホテルでの仕事は、朝と夜が忙しく、お昼過ぎに「中抜け」の時間があります。この時間が、そのまま転職活動のゴールデンタイムになりました。合計3回の面接はすべてオンライン。山に囲まれた寮の一室から、上海にいる採用担当の方と話すという不思議な状況でした。移動が必要ない分、時間的にも金銭的にも負担が少ないのは大きなメリット。地方にいながらでもチャンスを掴める環境が整っていることに、驚きとありがたさを感じました。

上海就職海外転職活動はオンラインで可能!


内定、ビザ申請書類収集開始(25年12月中旬)



内定!そして「書類集め」という試練。

合計3回の面接とSPIを経て、12月中旬に無事内定をいただきました。嬉しさと同時に頭をよぎったのは、「本当にZビザは下りるのか」という不安。中国の就労ビザは点数制のため、条件を満たしているかどうかが重要になります。そしてすぐに始まったのが、書類集めという名の試練でした。特に大変だったのが、大学の卒業証明書に対するアポスティーユ認証。私立大学出身の場合、公証役場で一度「公文書化」する必要があります。しかし時期は年末。予約がまったく取れず、管轄エリアの公証役場に片っ端から電話をかける日々でした。12月中旬内定の方は特に、年末年始のスケジュールを見越して、早めに動くことを強くおすすめします。

※点数制については以下をご覧ください!
「第26回:中国就労ビザ(Zビザ)の取得条件「点数制」とは?」

※Zビザ申請の流れは以下をご覧ください!
「第29回:中国就労ビザ(Zビザ)の取得方法と必要書類について」

上海就職ビザ申請の書類集めは早めの行動を!


書類収集完了、手続きラッシュ(26年1月〜2月)



ビザ申請と日本国内での手続き!

1月中旬に内定者側が用意する書類を揃え、中国の内定先に郵送しました。内定先の書類も含めて全ての申請書類が揃った後は、ビザ申請の代理店を通してZビザ申請へと進みました。申請の際にパスポート原本は預けることになりますが、2月初めに申請して1週間ほどで手元に返ってきました。2月は中国の旧正月である春節があり、この時期を挟んでしまうと渡航日がかなり遅れてしまうので、春節前に申請できるよう早めに動きました。

無事にZビザが取得できたタイミングで企業側と相談し、渡航日と入社日が確定しました。その後航空券や一時滞在先のホテル手配へと一気に進みました。ここで驚いたのが、渡航日の翌日に入社というスケジュールです。日本では引っ越して生活基盤を整えて入社のイメージですが、Zビザにて入国後30日以内に居留許可の申請を完了する必要がある為、なるべく早く入社し、企業側の手続きを含めて対応する必要があります。

上記の書類集めやビザ申請と並行して、日本を離れるための準備も進めていきました。ワクチン接種、銀行口座の整理、携帯プランの見直しなど、細かな手続きが続きます。ワクチンについて、中国では特に接種必須のワクチンは無いですが、筆者はA型肝炎と破傷風のワクチンを接種しました。地方に行く方は狂犬病の接種も併せて必要かもしれません。また、銀行口座については、調べてみると「非居住者は解約推奨」の場合が多く、筆者はもともと持っていた銀行が全てだめだったので、非居住者でも維持可能な口座を開設しました。

諸々準備を進める中で知ったのが、「1月2日時点で住民票が日本にあると、その年の住民税が丸一年分かかる」という話でした。私の場合は3月渡航予定。すでに1月2日を過ぎていたため、今回は支払うしかありませんでした。これから海外に行く方は、年末年始と住民税の関係を少し意識しておくと安心です。その他にも、海外転出届の提出や、国民健康保険・年金の停止手続きなどを実施。運転免許証は「特例更新制度」を利用して事前に更新しました。やることは多いですが、一つずつ進めれば必ず終わります。

※ワクチン接種については以下をご覧ください!
「第32回:海外渡航前の予防接種。中国・東南アジアでリスクのある感染症」

上海就職春節の時期を考慮する!


上海へ渡航(26年3月1日)



想像以上にかかるお金の話とバタバタの引っ越し

今回の海外転職で強く実感したのは、「とにかくお金がかかる」ということでした。ビザ申請費用、書類の認証費用、航空券、渡航後のホテル代など、初期費用は想像以上にかさみます。コツコツ貯めた貯金が、あっという間に減っていく感覚でした。さらに渡航後も、家賃の支払い方法によっては数カ月分をまとめて支払う必要があります。筆者もそのケースだったため、最初の給料日までは日本での貯金を切り崩して生活していました。以前であれば20〜30万円ほどで足りたかもしれませんが、現在はもう少し余裕を持って準備しておくと安心です。

そしていざ、3月1日。上海へ
荷物は必要最低限に。「上海なら大抵のものは現地で揃うはず」と、半ば開き直りの気持ちでした。現地での主な決済手段となるWeChat PayまたはAlipayを日本のクレジットカードと紐づけ、また2週間分のホテルとSIMカードを手配して渡航しました。中国現地の銀行を開設する前は、WeChat PayまたはAlipayと日本のクレジットカードがあれば地下鉄も乗れますし、問題なく生活できました。

住居は渡航後最初の週末で内見に行き、当日に契約と引き渡しというスピード感のある流れでした。それに伴いホテルも急遽1週間の滞在に短縮して、かなりばたばたの引っ越しとなりました。同時期に上海へ来たSさんは、渡航前に日系不動産と連絡を取り、物件も何件か目星をつけていたようです。現地での物件探しに不安がある方は、渡航前から動いておくと安心かもしれません。

何はともあれ、現地に来てしまえばどうにかなると強く感じた1か月でした。不安もあるかと思いますが、少しでも渡航までのイメージをつかんでいただけたら幸いです。

2026/05/09




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