
こんにちは、カモメ編集室です。
海外転職をする場合、あらかじめ現地の生活費を把握しておきましょう。
今回は、インドネシアの生活費についてご紹介します。
まずは、ひとり暮らしをする場合のモデルケースを見てみましょう。
ジャカルタ在住の20代男性 N・Yさんの生活費※1ルピア=0.009円(1円=約111.11ルピア)

上記はあくまで一例ですが、
インドネシアにおける現地採用者のスタート給与は2,300万~2,800万ルピア(200,000~250,000円)が相場です。
生活費1,360万ルピアは、この予算で無理のない生活が可能です。
また、住宅手当や住居が支給される場合は、さらにゆとりのある生活になります。
単身の現地採用者の生活費は、以下のような水準です
■日本人にとってかなり切り詰めた生活
・約90,000~110,000円
・シェアハウス+自炊+交通費節約
■ある程度コストを抑えた標準的な生活
・約120,000~140,000円
・アパート+外食週2回+Grab利用
■ゆとりある生活
・150,000円以上
・アパート+外食頻度高+Grab利用
それでは、各項目について解説します!
インドネシアでの賃貸の探し方
インドネシアでは、現地採用であっても採用企業が住居を手配してくれるケースが多いです。とはいえ、なかには自ら住居を探す必要が出てくる場合もあります。
その場合、賃貸情報サイトを利用すれば、手数料等が安く、選択肢も豊富に探せます。ただし、英語かインドネシア語でのやりとりが必要になります。
現地採用者向けアパートの家賃相場は 36,000~63,000円
現地採用者向けアパートは、1LDKが主流。その多くがプールやジム、ミニスーパーが併設され、セキュリティもしっかりとしています。
ただし、
契約時に1年分の支払いを必要とする物件が多く、金銭的な負担が大きいです。
現地採用者の場合は、1年間契約で分割払いも可能な物件や1年未満の契約が可能な物件を探す方がほとんどです。 シェアハウス型も人気! 家賃相場は 22,500~63,000円
単身の現地採用者には
「コス(Kos)」と呼ばれるシェアハウス型の住居に居住する方も多くいます。
コスはシェアハウスのような作りで、共同キッチン、家具・掃除・洗濯サービス付きの物件が多く、身軽に入居できます。
契約時に1年分の家賃を支払う必要もなく、家賃一か月分のデポジットのみで入居可能。初期費用を抑えながら快適に暮らせる選択肢として人気です。
日本食が充実! デリバリーも活用可能
ジャカルタでは、ローカルフードから日本食まで食事の選択肢は多様です。自炊・外食のほか、デリバリーも利用できます。
■自炊(スーパー利用)
食材の調達先としてローカルスーパーと外資系スーパー(日系スーパーなど)があります。
ローカルスーパーは比較的リーズナブルに食材を購入できます。
外資系スーパーはやや値段が高い代わりに、日本の食材や調味料を手に入れることができます。
■外食
外食には、ローカル料理店と外資系レストラン(日本食など)があります。
ローカル料理店では、ナシゴレン、ミーゴレン、バクソなどの定番メニューが約30,000~60,000ルピア(270~540円)で楽しめます。
外資系レストランでは日本食や韓国、中国、欧米料理などが提供されており、価格帯は約80,000~200,000ルピア(720~1,800円)とやや高めです。
■デリバリー
GrabやGojekなどのアプリを使えば、手軽にデリバリーを利用できます。
配送料は5,000~10,000ルピア(45~90円)が目安で、時間帯や距離、プロモーションによって変動します。
ローカル料理店のデリバリーでは、ナシゴレンやミーゴレンなどが配送料込みで約40,000~80,000ルピア( 360~720円)。
外資系レストランの場合は、日本食や韓国・中国・欧米料理などが配送料込みで約90,000~240,000ルピア(810~2,160円)です。

水道光熱費の相場は 8,100円
インドネシアの水道光熱費は、日本と比較して全体的に安価な傾向があります。
支払い方法は、コスの場合は家賃に含まれていることが多く、個別請求の場合は銀行振り込みとなります。アパートの場合はマネジメント会社から請求され、銀行振り込みでの対応が一般的です。
■電気代:約250,000ルピア( 2,250円) ※エアコン利用が多いケース
■水道代: 約150,000ルピア(1,350円) ※賃料に含まれている場合も多い
スマホ・インターネットの相場は 1,800円
スマホ・電話利用は、データ通信も含まれたプリペイド式が一般的で、アプリで簡単にチャージ可能です。
インターネット等の費用については、コスの場合は賃料に含まれている物件が多く、個別契約が不要な場合もあります。アパートの場合は別途契約を行います。
■スマホ・電話代:150,000~200,000ルピア(1,350~1,800円)
■インターネット:300,000~500,000 ルピア(2,700~4,500円)
交通費の相場は 9,000円。選択肢も多様
インドネシアでは主に以下の交通手段が利用されています。
■オンライン配車サービス(Grab,Gojek)
・初乗り料金も安価(数千ルピア~)でアプリからキャッシュレス決済可能。
・最も一般的な移動手段
・スマートフォンのアプリから簡単に配車予約ができ、通常5分ほどで到着。
■タクシー(Blue Bird Taxiなど)
・初乗り約9,000 ルピア(81円)~
・信頼性・安全性が高く日本人にも人気
・アプリからの配車予約や、料金の事前確認も可能
■MRT・LRT
・都心部中心の鉄道網。清潔で時間も正確。ただし、利用可能な範囲は限られている
■バス(トランスジャカルタ・BRT) ※専用レーンを走るバス
・運賃は3,500ルピア(31.5円)と非常に安価
・ローカル向けだが時間帯や路線によっては実用的
※1ルピア=0.009円 為替レートは変動するため、あくまで目安としてご利用ください。
2025/06/30

