現地人材会社に聞く、タイ ( バンコク ) の仕事事情・生活環境





東南アジアのハブとしての役割を担うタイ!

「チャイナ・プラスワン」という言葉を最近よく聞きます。中国景気の鈍化や政治的要因から中国のみに一極集中せず、リスクヘッジとして他国にも事業拠点を設立しようという動きです。その中でも、東南アジア諸国の中心的存在であるタイは、日本のみならず世界から注目され、毎年事業進出や中国からの工場移転などが増加し、投資額も増えています。2011年には大洪水により実質GDP成長率が0.1%に落ち込んだものの、近年は凄まじい発展を見せており、昨今の状況を見ているとさらなる飛躍が期待できます。

特に日系企業においては、中国から製造拠点をタイに移し、さらにラオス、ミャンマー、バングラディッシュなどの周辺国へ進出し、タイが東南アジアのヘッドオフィスの役割を担っている部分もあり、今はタイ・プラスワンという動きも出てきています。


タイでの生活

現在、タイ全体の日系企業は日本商工会議所加入数が約1530社(タイ商業省登録数は約7000社)に上り、日本人は約5万人が住んでいます。今回は大手転職エージェントのJACさんに、タイでの暮らしと就労状況についてお聞きしました。

●治安
タイは失業率が1%以下ということもあり、東南アジアの中では比較的安全と言われています。今年初めから続いていた政治混乱時には、一時的に夜間外出禁止令なども発令されましたが、日中は普段と変わらない状況でした。現在は夜間外出禁止令もすべて解除され、平常時に戻っています。BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)といった公共交通機関も比較的発展しており、タイが初めての方や女性一人でもあまり神経質にならずに就職活動に専念していただけます。ただし、海外には変わりありませんので、女性の夜間の一人歩きやスリなどに対する最低限の注意は必要です。自分が海外にいるということを忘れずに行動することが大切です。

●住宅
住宅事情は日本とくらべて格段に良く、割安で広さもあり、利便性も良いところに住むことができます。現地採用者は大体8000~15000バーツ(25000~45000円)程度のワンルームに住んでいる方が多いです。一般的に24時間セキュリティが完備された物件がほとんどで、ジムやプールがついた物件も珍しくありません。日本と違ってキッチンがない物件、もしくはシンクと電磁調理器のみなど簡易なものが用意されている物件がほとんどです。ベッド、テーブル、クローゼットなどは備え付けの物件が多く、購入の必要はありませんのですぐに生活をスタートすることができます。

●医療
バンコクには私立の大手総合病院が複数あり、高いレベルの医療やサービスを提供しています。このような病院には日本語通訳者が常駐しており、また日本を含めた海外での留学経験のある医師も多く、日本語での受診も可能です。また薬も日本のものは買えませんがドラッグストアが多くありますのでとても便利です。万が一お腹を壊しても緊急で処方してくれますので安心です。

●食事
タイではタイ料理だけでなく、和食、中華、イタリアン、インド料理など、さまざまな料理を楽しむことができます。タイ料理だと1食40~100バーツ(120~300円)程度で、和食はランチセットであれば150バーツ(450円)程度で食べることができます。また、日系のスーパーやデパートでは日本の食材も手に入るので、自炊をすることも可能です。近年はタイ人の間で日本食がブームになっていることもあり、日本人にお馴染みのチェーンレストランや有名なラーメン店がタイに多く進出しており、日本の味には事欠かない環境となっています。



●言語
英語もしくはタイ語が日常会話レベル以上は必要です。日系企業の社内公用語は英語となっている企業が多いため、タイ語ができなくても就労は十分可能です。英語はTOEIC600~700点以上が目安で、職種によりますが、一般的には社内のタイ人スタッフとのコミュニケーションに問題ない程度が求められます。 ただし英語が流暢でなくても、経験と人柄を重視する企業も多いため、英語が苦手だからといってタイ転職をあきらめる必要はありません。最低限の読み書き、学ぼうとする意欲、コミュニケーションしようとする意志が大切です。

●交通
バンコクには、BTSやMRTといった鉄道、またタクシーや路線バスなどの交通手段があります。勤務地がバンコク中心部の場合は、BTSやMRTで通勤されている方が多いです。駅から直結しているビルが多く、雨に濡れずに通勤できる企業も多数あります。また、勤務地がバンコク郊外の工業団地内の場合は、会社の車(複数名で1台、もしくは1人1台での使用)で通勤するケースが多く見られます。






タイでの就労状況


現地勤務での仕事はどのようなものが多いでしょうか?
タイは業界に関わらず日系企業が多数進出しており、日本人も数多く居住しているため、日系マーケット向けの営業職が約半数を占めます。また、自動車産業をはじめとした製造業も多いため、工場関連の仕事も多いです。例えば工場長や設備管理、生産管理などの技術職ですね。最近はタイがアジアの統括拠点となり、他地域(ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアなど)へ進出する企業も多いため、タイから周辺国を管理するような仕事も増えてきました。またIT企業の進出も増えてきており、それにともないITエンジニアの募集も増えてきています。BPO関連業も依然多く、コールセンタースタッフなどは今までの仕事経験に関わらずチャレンジしていただけます。

日本人の給与はどれくらいでしょうか?
日本人の場合は例外もありますが、一般的に月5万バーツ(約15万円)以上となります。参考までに、いずれの職種も未経験の場合は5~6万バーツ(約15~18万円)程度、営業職(営業経験約3~5年)の場合ですと6~7万バーツ(約18~21万円)程度です。IT業界や非常に専門的な業界・職種となる場合は、7~10万バーツ(約21~30万円)と比較的高水準になります。参考までにタイ人新卒給与はローカルの場合で1万5千バーツ前後、英語人材で2万バーツ前後、英語と日本語が話せると3万バーツ前後となります。
また工場関連の技術職になりますと、10万バーツ(約30万円)以上が期待できます。経験豊富なシニア層は人材も不足しているため福利厚生や手当てが相談できる場合もあります。

どのような人が求められていますか?
他アジア地域と同様、英語もしくは現地語(タイ語)が話せる方は高く評価されます。また、多くの海外採用求人に共通するように、もっとも重要視されるのは『タイで生活できる人、タイで能力を発揮できる人』という点です。 海外での生活ということで、環境や習慣が日本とは異なる社会において、現地に適応できるかどうかがもっとも重要なポイントとなります。
特に歓迎される経験としては、何らかの法人営業経験。特にタイに多い産業である、商社・物流・メーカーなどが重宝されます。 最近はITやサービス業なども進出してきており、業種・職種の拡大が見込まれます。 40代以上の方は、前述のように自動車関連の技術や生産管理、生産技術など。現地スタッフのマネジメント経験がある方も高く評価される傾向があり、過去タイでお仕事をされたことがある方は大歓迎されます。



大津さんがJACタイで働くことになったキッカケ

今回情報を提供していただいたJACタイランドのジャパンデスク・アシスタントマネージャーの大津さんに、ご自身がタイで働くまでの経緯をインタビューしました。



(Japanese Native Divisionの吉田さん(左)と大津さん(右))


海外へ飛び込んだきっかけは何ですか?
「海外との出会いはカンボジアです。そこでボランティアとして日本語を現地の方に教える機会がありました。その時に彼らの役に立ちたいと思ったのと同時に、海外で仕事をするというのは自分にあっているのではと感じたんです。それから日本に戻って、もっとしっかり日本語を教えられるようになろうと日本語教師を目指して勉強しました」

日本語教師になられてタイで2年間働いたあと、別業界のJACに入社されたのはどうしてでしょうか?
「日本語教師としてタイで生活する中で、自分自身を見つめなおす機会が何度かありました。その際、タイ人の学生へ日本について教えている一方で、私自身は1年以上タイにいるのに、タイについて何も知らないことに気づきました。もっとタイ社会の中に入りこみ、タイ人と同じ土俵で働きたいという思いが強くなり、転職を決意しました。転職活動中にいろいろな業種をみている中で、自分と同様に海外で働きたい、キャリアアップをしたいという方々のサポートがしたいと思い、入社を決めました。」

最後に転職を考えている方に一言お願いします。
「日本人にとってタイは非常に暮らしやすい場所だと思います。現在タイで働いている方も、今、就職を目指している方も、タイが好きで現地で働きたいという方が多いと思います。ただし最近は東南アジアのヘッドオフィスをタイに置くなどアジアの統括拠点として重要視されている国ですので、企業様が日本人スタッフに求める経験や能力も年々に上がってきています。日本人だからという理由で給与が高い時代は終わり、今までの経験をどう活かしていくか、タイで何ができるのかということが重要になります。逆に言えば優秀な人材は現地採用、日本採用という枠にとらわれず、待遇面も含め評価される方々も増えてきています。

タイに興味のある方や転職を考えている方は、もう一度、「なぜタイ(東南アジア)で仕事がしたいのか」「自分の武器は何なのか」をぜひ考えて見てくださ い。そのうえで、タイで仕事をしたいと思った方はぜひ弊社にご相談ください。もちろん、海外で働きたいがどの国がいいのか迷っているという方も是非一度お問い合わせください。実際に海外転職を実行した私たちが全力でサポートいたします。」


JAC Recruitmentさんご協力ありがとうございました!



JACthai_LOGO JAC_JD
会社名 = JAC Recruitment Thailand
設立年月日 = 2004-05
所在地 = 10F, Emporium Tower 622 Sukhumvit Soi 24, Klongton, Klongtoey Bangkok 10110, Thailand
BTSプロンポン駅下車すぐ
電話番号 = +66-(0)-2261-1270
メール =jp@jac-recruitment.co.th
WEBサイトURL = http://www.jac-recruitment.co.th/index.php




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