インドネシア就職体験談



連載企画【アジアで働く】 第5回目: インドネシアで働く!後藤 稲高さん


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後藤 稲高さん(中央)  1986年3月1日生まれ、岩手県出身
インドネシア
PT BINA KOMUNIKA ASIATAMAに2014年1月より勤務




“急成長中のインドネシア
 その成長を肌で感じて
 歴史的な瞬間に立ち会いたい"



  近年増えている東南アジアへの就職でのなかでも、インドネシアを選択する人は、今はまだそれほど多くない。旅行先として人気の香港やタイ、シンガポールなどはある程度の想像ができても、それ以外の国となると、生活も、就労環境も未知の部分が多いのではないだろうか。しかし、そこに面白さを感じて、後藤稲高さんは日本を飛び出した。そして、希望していた業界への転職も果たしたのだ。


もっと広い世界を見たいと転職を決意


  「前職イタリアではシリンダーメーカーで生産管理とセールスをしていたのですが、専門分野で取引先も限られていました。それでもっと広い世界を見て、今の情報に触れ、多くの人たちの話を聞いてみたいと思うようになり、メディア業界を志望するようになったんです」

  2013年の秋ごろからインターネットで転職活動を始め、数回のスカイプ面接を通じて内定を獲得。2014年の1月から働きはじめたというから、後藤さんの行動力と決断は早い。

  「以前の仕事で、何度かタイのバンコクに出張経験があり、新興国に興味を抱くようになりました。タイの繁華街や交通機関などはかなりインフラが整ってきて、もはや大きく成長する時期は過ぎつつある。そんななか、インドネシアに目を向けると、世界4位の人口と豊富な天然資源を持ち、世界から熱いまなざしを向けられているのに、その部分はまだまだ。この国にいれば、その成長を肌で感じ、何か歴史的な瞬間に立ち会えるかもしれないと思ったんです」。

  現在は、インドネシア唯一の日本語メディアとして、社会ニュースから生活や文化などさまざまな情報を掲載する『じゃかるた新聞』で広告営業をしており、仕事の難しさと面白さを実感する毎日だそうだ。

  「日々、多くの企業の方々と出会い、さまざまなお話を伺っています。それぞれのクライアントの持つインドネシアでのマーケティング方法や戦略、ブランディングや、その製品のマーケットを理解して、『じゃかるた新聞』をどう活用していただくかを考え、クライアントの製品を世間に伝える、周知を図るという仕事をしています。広告掲載の運びになれば、より効果的な訴求法を練ります。掲載後のフォローアップで、『読者から期待していたフィードバックがありました。ありがとうございました』と言われると、本当にうれしく充実感を感じます」。



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(写真)会社の集合写真です。


やってみたいことがあるなら、日本にこだわらなくてもいい


  「首都ですし、日本食を含め一通りのものはそろいますね。治安面も悪くはないです。ただ、渋滞がひどいので、営業としてはそれが大変です。今は仕事に全力を傾けているので、オフの日は時間を気にせずゆっくり過ごすようにしています。余裕が出てきたら、もう少しいろいろな地方にもいってみたいですね。インドネシアのさまざまな文化に触れてみたいです」

  仕事、出会う人、食事。「さまざまなことから吸収できることばかり」という後藤さん。インドネシアに渡航して日は浅いが、毎日がためになることばかりで、仕事に夢中になっている。そんな彼女に10年後の夢を尋ねると 「『仕事楽しい!』と言えていれば幸せです。1日8時間×週5日の時間を楽しまなければもったいない。人生は一回きりなので、やりたい事をやって、楽しいと感じていたいと思っています。ただ、楽しむために努力は必須というのも忘れたくありません」という答えが返ってきた。大きな夢を抱いていればいいというわけではない。日々を悔いなく生きる努力を惜しまず、自分を充実させていく。そのために後藤さんは今、インドネシアにいるのだ。その“一回きりの人生”を生かすために彼女が心がけていることがある。

  「やりたいと思ったら、準備をして挑戦するということです。ただ、準備期間に期限を設けること、準備が60%くらい整ったら、見切り発車でもいいと思います。何をするにも実際にやってみないとわからないですし、100%準備万端になるということはありえないから」

  インドネシアでは、いろいろなチャンスが身近で、手が届きやすい気がするという。「こんなことがしてみたいというイメージがあるなら、インドネシアで挑戦してみるのもいいと思います」と後藤さんは言う。まさにそれを、今、自分が実践しているように。

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(写真)ジャカルタでの友人と。



インドネシア転職の基礎知識!

  (1)インドネシアではどんな日本人募集が多いのでしょうか?
  現在募集が多いのは、日系企業向けの営業職です。背景には、事業拡大のために営業要員を増やしたいという企業の意向があります。インドネシアではここ数年で日系企業の進出数が増えました。自動車関連メーカー、物流、金融、その他サービス企業と、ジャカルタだけでもおよそ1,000社の日系企業が進出しています。

  (2)インドネシアの在住日本人数はどれくらいでしょうか?
  在インドネシア日本大使館によると、2013年10月現在、インドネシアの在留邦人数は 16,296 人です。2012年からは約11%の増加となっています。

  (3)インドネシアの日本人現地採用の給与水準は?
  海外での業務経験や社会人経験年数に応じて異なりますが、以下の給与が目安となります。手取り額でオファー提示されることが多いです。
  ① 社会人経験 3 年~5 年の方
・事務職 1,700~2,500ドル
・営業職 2,000~2,500ドル
・技術職 2,000~2,500ドル
  ② 社会人経験 5 年以上の方
・事務職 2,000~3,500ドル
・営業職 2,500~4,000ドル
・技術職 2,500~4,000ドル
  ③ 管理職(工場長、社長職等)4,000~8,000ドル   

  (4)日本人が就労ビザを取得するために、何か条件はありますか?
  大卒以上で実務経験が必要です。具体的には3年以上(アルバイト経験を含む)と言われております。ただ最近は、東南アジア全体的にも言えることですが、外国人採用に関しては厳しくなってきましたのでより専門性の高いポジションでの採用のほうが通りやすいと言えます。

  (5)家賃相場はどれくらいですか?
  インドネシアでは、ライフスタイルに合わせて様々な住宅を選ぶことが可能です。たとえばコス(日本でアパートと呼ばれているもの。※家具付き)ですと、家賃は電気、水道代、インターネット代、掃除洗濯(枚数に制限あり)込で月USD200~400位程度で住むことができ、月払いで即日入居が可能なため、便利です。ただし、キッチンが防災の関係から部屋毎に設置されておらず、フロアごとに共同で使用するため不便な面もあります。アパートメント(日本でマンションと呼ばれているもの。※家具付き)ですと、USD1,500~4,000と高額ですが、中にはUSD600程度の物件もあります。年払いの制となるため、事前にある程度の資金を準備いただくことが必要です。

  (6)家賃以外の物価は日本と比べると高いのでしょうか?
  インドネシアは、日本と比較すると、生活用品に関しては物価が非常に安いです。大学新卒者のインドネシア人の1ヶ月の給料は日本円にして28,000円(約30,000ルピア程度)のため、日本人は、インドネシア人と比較すると相対的に優雅な生活ができるといえます。ご自身の収入に合わせてインドネシア舞踊やゴルフなどの趣味や、語学学習などもされている方も多いです。

  (7)医療設備に不安はないですか?
  首都ジャカルタ近郊には、日本人向けに運営している病院も点在しており、24時間対応の病院もあります。日本人、もしくは日本語のできる医師や看護士が対応してくれるので安心です。

  (8)インドネシアはイスラム国家ですが、豚肉を食べたい時に解決策はあるのでしょうか?
  イスラム教の国ですが、豚肉もほとんどのスーパーで買うことができます。また、ほとんどのスーパーで日本食材が扱われています。輸入品の日本の調味料(醤油やみりん等)は割高ですが、日本でよく食べる野菜のほとんどが3分の1程度の価格で手に入ります。調味料等も、欲しいものはほとんど手に入れることができ、日本と同じ食生活で暮らしていくことも可能ですよ。

(RGF HR Agent Indonesia)


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