インド就職体験談



連載企画【アジアで働く】 第2回目: インドで働く!八田 舞さん



八田 舞さん
(1984年9月24日生まれ。2013年6月よりJTB INDIAに勤務)

(写真)サリーを着て記念撮影です。


「インドはおもしろい!」
人生を賭けてやるべきことをこの地で見つけたい



インドはとても親日的
飛び込んでしまえばなんとかなる!



 八田舞さんはとても勇敢だ。アメリカ留学時代にインドの経済成長を目の当たりにし、「インドで人生を賭けてやるべきことを見つけたい」と、卒業後にインドへ乗り込んだ。

 「留学時代にさまざまな国籍の人と出逢い、自分がアジア人であることを改めて考えたんです。そこで、まだ自分の目で見たことのないアジアの国へ行こうと思いました。インドは親日的ですし、飛び込んでしまえばなんとかなりました」

 現職はインドで2社目にあたる。インド企業で働いたあとに、「日系企業で働いて、日本人の強みをしっかり備えたい」と、現地の日本企業へ転職した。

 「以前はインド人職人が折ったじゅうたんを世界各国に輸出する企業に勤務していましたが、そうしているうちに“日本人であること”の価値を改めて考えるようになったんです。発展途上のインド市場に、日本の優れたサービスや技術を届けたいと考えるようになりました」

 そのとき住んでいた町を離れ、就職活動のために外資企業が集まるデリーへ移動した。そこで人材会社に登録して活動を始めてみると、数社から面接の声がかかったという。ちなみに経済発展著しいインドでは、転職はまだまだ売り手市場で日本よりずっと楽なのだそうだ。

 現在の会社はインドに進出してまだ1年半。旅行代理店で、八田さんは現地在住の日本人向けに旅行の手配などを担当している。日本企業とはいえ日本人は少なく、スタッフとの意思疎通や確認には根気が必要だが、経験が少なくても重要な経営戦略に関われるところが今の仕事の魅力だという。


人々からエネルギーをたくさんもらって
シンプルな生活で幸せ



 転職したことで、生活環境も大きく変わった。

 「以前は外国人が住んでいない小さな町だったので、お湯が出なかったり、日本食が手に入らなかったりしたのですが、今住んでいるグルガオンという町は、空気の悪さを除けば便利で生活しやすいですね。世界各国のレストランがあり、日本人も外国人も多くて友達も作りやすいし、10年前には何もない村だったというのが信じられないほどです。建設中のビルがたくさんあって、とても勢いがある。日本人コミュニティーのイベントやサークルも充実していて、テニスやジョギングに時々参加しているんですよ」

 そこで働き、生活するなかで、八田さん自身も変わった。

 「物欲がなくなりましたね。日本にいるときは次から次へと新しいものが発売されて、つい必要以上の物を買っていました。でも、インドでは物があふれていない。必要最低限のものだけあれば足りるんです。日本では外に出かけたらお金を使うのが当たり前ですが、お金を使わない楽しみ方もたくさんあるんだとインドの人たちに教わりました。生きるために必死で働いているインドの人々からエネルギーをたくさんもらっているので、シンプルな生活でも幸せになれるんだなと思います」

 「インドはおもしろい!」という想いは日々、強くなるばかり。八田さんは、貪欲でリスクを取ることを恐れない現地のビジネスマンに刺激されながら、ビジネスを通じてインドの社会問題を解決していきたいという夢も持っている。

 「最終的には、インドと日本両国にポジティブな変化をもたらせるような事業ができたらいい。農村部と都市部の格差や、農村部の収入源の創出などが今は気になっています。働きながら、インドのことをもっと知り、自分のやるべきことを明確にできたらなと思っています」

    ビジネスパーソンとしてのスキルアップと、自分の人生のテーマ探し。シンプルに、そしてタフに、10年後は世界で戦っていることを夢みて、力を少しずつ蓄えていく。常に動き続けながら、八田さんは自分のフォーカスを絞り込んでいこうとしている。

(写真:左)前職時代の写真。イキイキとした笑顔ですね。(写真:右)休みにはヒマラヤも訪れました。



インド転職の基礎知識!

インドの最新情報について、RGF HR Agent Indiaのコンサルタント関野さんにお話を聞きました。

 (1)インドではどういった職種の募集が多いのでしょうか?
 商社、メーカー、サービス、情報通信、旅行、物流、航空業界など幅広い業界での求人があります。日本人向けの職種は、営業職と事務職(総務・人事等)が多数を占め、20~30代前半の方のニーズが高いです。日本人採用の背景には、仕事の質、責任感、コミュニケーション力を求めている企業が多いことがあります。インド就職の場合、未経験業界・職種にも挑戦できる可能性が高いことが魅力の一つです。

 (2)インドの日本人現地採用の給与水準は?
 就労ビザの申請資格が年収25,000USドル以上という規定があるため、日本人がインドで働く場合、25,000USドル以上の年収が必要になります。年齢が20~30代前半の場合は、月額120,000~130,000ルピー(日本円で20万前後)が一般的です。

 (3)インドでは就労ビザが取得しやすいと聞いたのですが?
 給与面での基準を満たしていれば、ビザの取得は可能です。ビザが取れないということはほとんどないようですね。新卒の方でもビザ取得が可能なため、意欲さえあれば多くの方にインド就職のチャンスが広がっています!

 (4)女性は安心して働けますか?
 治安はまだまだ改善の余地があり、用心が必要です。しかし、夜遅くに一人歩きをしない、貴重品の管理をしっかり行う、露出が多い洋服で外を歩かないなど、ポイントをしっかりと守れば、事件に巻き込まれる可能性を最大限少なくできます。実際、現地採用としてインドで働く日本人女性は着実に増えています。主に20~30代前半の女性がインドでは活躍しています。

 (5)インドでは日本料理を食べてもカレー味がするというのは本当ですか?
 インドのほとんどの料理には、ターメリックなどのスパイスが使われています。しかし、日本料理を食べてもカレー味はしません(笑)。最近では日本食レストランも増えてきました。日本の食材を買えるお店もあります。ただし、カレー味のする中華料理店はたまにあります(笑)。

 (6)日本とくらべた時の物価水準は?
 最近はインフレで物価の上昇が進んでいますが、それでも日本と比較した場合、物価は安いと感じることがほとんどです。

 ◆食費 →レストランの幅が非常に広いです。都内と同じ値段の場所もあれば、一食200円程で食べられる食堂も。野菜の値段が安いので、自炊すればかなり食費は抑えることができます。

 ◆光熱費 →一人暮らしであれば、月に数千円程度ですみます。しかし、夏場は気温が40度以上になるため、光熱費もかさみがちになりますね。

 ◆家賃 →値段が安い物件も多いですが、古かったり、安全面で心配なことも多いので、ある程度しっかりとした場所を探したほうがいいでしょう。家賃2~5万ルピー/月(約3~8万円)で探すことができます。家具付きと家具なしの物件がありますね。また、サービスアパートメントのように家具などが揃っており、メンテナンスも行なってくれる物件もあります。2~3部屋の物件が多いため、ルームシェアをしている日本人も多いですね。

 (7)医療設備に不安はありませんか?
 都市ではレベルの高い病院もできています。特に私が住んでいるグルガオンにはホテルのような病院があり、初めて行った時はとてもびっくりしました。郊外になると不安はありますが、都市部であればそれほど心配ないように思います。

(RGF HR Agent India 関野さん)


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